【芝②】芝三縁町
町名:芝三縁町 一~五丁目
読み方:しばさんえんちょう Shiba-Sanenchō
区分:町丁
起立:明治維新後
廃止:1873(明治6)年
冠称:「芝」
後身:芝公園地
現町名:港区芝公園一~四丁目
概要:芝公園地の古名。明治維新後、三縁山増上寺境内は山号から「芝三縁町一~五丁目」とされた。しかし「芝増上寺地中」と呼ばれることが多く、その方が通った。1872(明治5)年に再び「芝三縁町」と呼ばれはじめた(若しくは正式に起立した)。同年の戸数94・人口758(府志料)。
山門前通り北松原南松原の内に茶店、楊弓場等が多く、東照宮社地前から山下谷丸山の上にかけて花木が多く、茶店等があり、人々の遊覧地であった。その後、「芝公園」という呼び名が広まってそのように呼ばれることになったが、公園そのものを指す場合は「芝公園」、地名を指す場合は「芝公園地」と区別した。
1873(明治6)年、東京府知事から大蔵省に上申し、増上寺を公園とすることが決定。正式に「芝公園地」と改称され消滅。詳細は芝公園地を参照のこと。なお、芝公園が公園化された時期は諸説あり、1873(明治6)年3月、同年7月、1874(明治7)年1月、同年7月のいずれかとされている。
撮影場所:芝三縁町(丁目不明)
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