【麻布②】麻布百姓町

町名:麻布百姓町

読み方:あざぶひゃくしょうまち Azabu-Hyakushōmachi

区分:俗称

起立:江戸期

廃止:江戸期

冠称:「麻布」

現町名:港区西麻布三丁目2・3、5・6番、六本木六丁目3・4、15番、元麻布三丁目1~4番

概要:江戸期の麻布桜田町の俗称地名。『町方書上』には「昔、桜田から移転し、百姓地に町屋を作ったのでこの称がある」とあるが、櫻田神社(霞山稲荷)は小田原の役で炎上し、桜田門~霞ヶ関付近から溜池辺りに移転、さらに1624(寛永元)年に移転し、当地に落ち着いたわけだが、 その際、住民であった農民も一緒に移転したため、「麻布百姓町」又は「麻布新町」と呼ばれた。『江戸切繪圖 : 俚俗 : 麻布竜土・桜田辺』には桜田下町の添え書きに「〇此辺 百姓甼ト云」と、『大江戸今昔めぐり』にも「百姓町」とある。現行の西麻布三丁目2・3、5・6番、六本木六丁目3・4、15番、元麻布三丁目1~4番のうち。

撮影場所:麻布百姓町

撮影地:港区西麻布三丁目2番15号(藤田萬年堂ビル)

麻布新町 裏町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。