【牛込②】市ヶ谷鍋釣町

町名:市ヶ谷鍋釣町

読み方:いちがやなべつるちょう Ichigaya-Nabetsuruchō

区分:俗称

起立:江戸期

廃止:1872(明治5)年7月

冠称:「市ヶ谷」

後身:市ヶ谷谷町

現町名:新宿区住吉町

概要:鍋つる手先組の別称。後の涼月寺の南方には御先手与力同心大縄地(組屋敷)があり、その道は鍋の弦状に曲がっていたのでその名が付いた。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年7月、市ヶ谷三軒屋敷、市ヶ谷安養寺門前、備中高梁荏藩板倉氏下屋敷、下野長尾藩本多氏下屋敷、加賀金沢藩前田氏抱屋敷とともに市ヶ谷谷町に編入となり消滅。1922(大正11)年4月、後に「ヶ」が取れた市谷谷町から分離し、市谷台町が誕生する。

撮影場所:市ヶ谷鍋釣町

撮影地:新宿区住吉町13番3号(新宿区役所 住吉町生涯学習館)

袋寺町 市ヶ谷新本村余丁町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。