その007 深川東扇橋町:ホッピーハウス三好「生ホッピーとレバ刺し」

よく「生ホッピー」という張り紙のある店に入ると「普通のホッピーじゃねえか!」ってことがあるんだけど、ここは本当の「生ホッピー」にありつける。


どこかって?地下鉄の住吉駅から来る場合、四ツ目通り、小名木川の小名木川橋を南に渡って、西側。お店の前に都営バスの扇橋二丁目停留所がある。お店の白い幌の真ん中には大きなホッピーの絵が描かれていて、左には赤字で「ホッピー」、右下に黒字で「三好」とある。すぐ分かる。


ここはちゃんとサーヴァーから入れるんだよ、そう、生ビールみたいにね。「中」だの「外」だのなんかないんだ。


ホッピーの正しい呑み方として「三冷」っていうのがあるのは知ってるよね?ホッピー、焼酎、グラス これをキンキンに冷やして呑む。これが「三冷」。つまり氷なんか入れないんだよー!それを黄金比率「焼酎:1 ホッピー:5」で注がれる。クリーミーな泡立ち氷で味が薄まらないキンキンのホッピー。これぞホッピー!氷入れて呑むのはホッピーの正しい呑み方じゃないんだよ!


置いてるのは白、黒、ハーフと3種類。あの「赤」はない。


かなり前に大将やおばちゃんに訊いたんだけど、「ホッピービバレッジの社長からじきじきにサーヴァーから入れるホッピーを入れる店を出してみないかって言われて、うちを含めて3店舗でやり出したんだけど、他が廃業して、残ってるのうちだけ」…。そう、ここがやめちまったらもう生ホッピーは呑めなくなるんだぁ…。事業所が江東区にあったときは週2で通ってたんだけど、移籍になってからはなかなか来れなくなっちゃった。一度、呑んでみてほしい、どうしても!1杯350円!

でね、↑↑これ↑↑、本当に美味かったんだよなぁ…。豚のレバ刺し。肉厚で歯応えも充分、あとはちゅるるって感じ。…勿論、今は食べらんない。規制になる前は生ホッピーとこれを週2でいただいてねえ…、倖せだったなぁ、あの頃は。胡麻油とニンニクで食べるのが一番だった。これで380円だったんだぜ!「大好きなのにもう逢えない」ってのは元カノだけじゃないんだぜ…!


他にもやきものミックス(400円)をいつも2皿食べてた。いつも2皿食べてたから、数量言わなくてもおばちゃんは「ミックス2皿」って厨房の大将にオーダー通してたな。


あとね、お通しで出て来るキャベツ。付け合わせの味噌は自家製なんだって。おばちゃんが「作るのに火加減の調整が大変なのよ」って言ってたな。


最近じゃ寄ることもできなくなっちゃったけど、三好でもらった倖せは俺にとって財産だもんなぁ。ここ紹介した人はみんな喜んでたもの。でも営業時間が17~21時と極端に短い。大将曰く「うちは終電と二日酔いの心配をさせない店だから」。…ちょっと無理してでもまた行ってみようかと思う。


みんなも是非!


御馳走様でした( ・3・)<ゲップ


※記事内容現在:2012(平成24)年7月14日(土)


◆ホッピーハウス三好 江東区扇橋二丁目5番6号 電話:非公開 営業時間:17時~21時 定休日:日曜日、祝日


江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:本所長崎町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。