【日本橋①021】北新堀町
町番号:日本橋①021
町名:北新堀町
読み方:きたしんぼりちょう Kita-Shimborichō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1975(昭和50)年12月31日
冠称:1947(昭和22)年3月15日から「日本橋」
現町名:中央区日本橋箱崎町
概要:町名は日本橋川下流を「新堀川」と称し、その北側に沿った町の意。1689(元禄2)年の江戸図には新堀川河口に「此所諸国集船湊」とあり、豊海橋際には1665(寛文5)年、設置の船見番所があった。また、町内には塩問屋と酒問屋が多かった(続砂子)。1695(万治2)年、吉原の遊女高尾太夫が中洲近くの船上で吊り斬りにされ、その遺体が北新堀河岸に漂着し、高尾稲荷に祀られたという逸話がある。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年、御船手組屋敷跡を合併。同年の戸数163・人口746(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1879(明治12)年、現在の三井倉庫別館付近の新永代町(江戸期の永代橋西広小路)を合併。日本橋川(旧新堀川)に面する同町河岸地を「北新堀河岸」と称した。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都日本橋区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都中央区に所属。
1976(昭和51)年1月1日、住居表示の実施により、現行の日本橋箱崎町に編入となり消滅。
撮影場所:北新堀町
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