【京橋①014】大鋸町

町番号:京橋①014

町名:大鋸町

読み方:おがちょう Ogachō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1931(昭和6)年

冠称:「中橋」とも

現町名:中央区京橋一丁目

概要:天保期(1830~1844年)までは京橋川と日本橋川の中間にある入堀(紅葉川)に面していた。町名は大鋸職人(木挽)が集住した職人町であったことによる。入堀に面していた河岸地は桐板屋が多かったので「桐河岸」と称し(備考)、また元禄期(1688~1704年)以来、婦人妙薬として知られた実母散を売る店があった。文久板の切絵図には御用奥絵師狩野永徳の屋敷が記され、南裏通りを「狩野新道」と称している。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数151・人口592(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府京橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市京橋区に所属。

1931(昭和6)年、帝都復興計画の一環により、京橋一丁目、宝町一丁目に編入となり消滅。現行の京橋一丁目のうち。

撮影場所:大鋸町

撮影地:中央区京橋一丁目9番1号(全国信用組合会館)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。