【芝①081】三田四国町

町番号:芝①081

町名:三田四国町

読み方:みたしこくまち Mita-Shikokumachi

区分:俗称→町丁

起立:江戸期

廃止:1964(昭和39)年6月30日

冠称:「三田」、さらに1947(昭和22)年3月15日から「芝」

現町名:港区芝二~五丁目のそれぞれ一部

概要:江戸期においては俗称地名だった。由来には諸説がある。四国の大名衆の屋敷がある説(再校砂子)、「三田一・二丁目」と「三田同朋町」の称で、松平土佐守、松平阿波守、松平讃岐守、松平隠岐守の屋敷があるので「四国町」と唱えた説(町方書上)、三田町の内『江戸志』に、今徳ノ島・高知・松山と3国の屋敷があり、高松の屋敷跡は同朋町(三田三丁目の裏)なので「四国町」と名付けた説(備考)、後に鹿児島・徳島・挙母・因州新田の4藩邸となったとする説(画報)、また薩摩藩領国が、薩摩・大隅・奄美・琉球の4国であるからとの説もある。因みに俗称時代に範囲は概ね、三田二丁目、芝三丁目17~43番、五丁目1~27番辺り。1872(明治5)年正式に起立となった三田四国町はこの俗称によったもの。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。

1964(昭和39)年7月1日、住居表示の実施により、芝二~五丁目のそれぞれ一部に編入となり消滅。

撮影場所:三田四国町

撮影地:港区芝三丁目43番18号(春日旅館)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。