【小石川①015】小石川大門町
町番号:小石川①015
町名:小石川大門町
読み方:こいしかわだいもんちょう Koishikawa-Daimonchō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:1964(昭和39)年7月31日
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小石川」
現町名:文京区春日一・二丁目
概要:古くは豊島郡小石川村のうち。1602(慶長7)年に伝通院寺領町屋となった。1869(明治2)年、小石川伝通院前白壁町(白壁造りの家があった)と、小石川伝通院前陸尺町(伝通院の役夫が住んだ)を合併して起立。町名は伝通院の大門に近いことによる。江戸期には町内を南北に貫く安藤坂には蘭学の篠田慎斎が居住していたと思われる。
『尾張屋板江戸切絵図』では、安藤飛騨守の屋敷の北側から北に延びる路地を通り抜けたところ一帯が小石川伝通院前陸尺町で、安藤坂を横切ってさらに東へ道が延びているが、そちら側は小石川伝通院前白壁町だった。両町については内容現在前編に譲る。
1872(明治5)年8月、福井藩松平氏別邸と赤子橋通り(隣接する小石川金富町とを結ぶ御駕籠橋が転訛して「赤子橋」と呼ばれた)の武家地を合併。同年の戸数89・人口356(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
1964(昭和39)年8月1日、住居表示の実施により、春日一・二丁目に編入となり消滅。
撮影場所:小石川大門町
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