【本郷①050】駒込動坂町

町番号:本郷①050

町名:駒込動坂町

読み方:こまごめどうざかちょう Komagome-Dōzakachō

区分:町丁

起立:1891(明治24)年

廃止:1966(昭和41)年3月31日

冠称:「駒込」

現町名:文京区千駄木四・五丁目、本駒込三・四丁目

概要:もとは下駒込村のうち。1891(明治24)年に東京府北豊島郡下駒込村字東動坂上、字東動坂、字西動坂上、字西動坂下及び字動坂が東京府東京市本郷区に編入され、起立。東京市本郷区所属。町名は町内を不忍通りに下る動坂の坂名から。動坂は坂上に五色不動で有名な目赤不動があったので「不動坂」と呼ばれたが、略して「動坂」となった(画報、案内)。江戸の不動信仰は、目青、目黄、日赤、目白、目黒の五色不動が有名であった。目赤不動は三代将軍家光の命で南谷寺(現・本駒込一丁目)に移された。

「動坂下は新開地にて、一円の耕地なり、多くねぎを産す。」(東京名所本郷区より)

現在の東京都立駒込病院近辺には鷹匠の居住地である御鷹部屋があった。鷹匠は若年寄の支配下で、千駄木組、雑司ヶ谷組があった。動坂下は全て田畑であった。

1943(昭和18)年7月1日、東京都本郷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

住居表示の実施により、1965(昭和40)年4月1日に千駄木四・五丁目に、残余は1966(昭和41)年4月1日に本駒込三・四丁目に編入となり消滅。

撮影場所:駒込動坂町

撮影地:文京区本駒込三丁目18番(警視庁駒込警察署動坂交番)

←049駒込神明町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。