【本所①056】向島小梅町
町番号:本所①056
町名:向島小梅町
読み方:むこうじまこうめまち Mukōjima-Koumemachi
区分:町丁
起立:1891(明治24)年3月
廃止:1931(昭和6)年
冠称:「向島」
現町名:墨田区向島一~三丁目、押上一・二丁目
概要:1889(明治22)年に東京府南葛飾郡から東京市本所区に編入された地域のうち、1891(明治24)年3月に須崎村字村前、小梅村字道上の内、八反目耕地飛地字道木沼、天神前清水、大島、町屋前荒田の内が合併して起立。町名は小梅村村域が大部分を占めていたためであろうと思われる。「小梅」という地名は、元は「梅香原(うめがはら)」と呼ばれる梅の木が多い地域だったことによるもので、「八反目」の名も「八反梅」(80アールの梅林)から来ているとの説もある(後に「八段目」と改称)。『天正日記』に「小ムメ」とあるが、著作者年代に疑問有りのため、証拠資料として用いられることはないようだ。しかし『正保改図』には明らかに「小梅村」とある。「梅香原」といわれ、たしかに梅の名所であっただろうが、地勢から「埋め立て」の意味から出たのではないかとされている。地元民は親しみを込め、「こんめ」と発音する。
1931(昭和6)年、帝都復興計画の一環により、隅田公園、小梅一~三丁目、向島一~三丁目に編入となり消滅。
撮影場所:向島小梅町
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