【荏原】長者町
町名:長者町
読み方:ちょうじゃまち Chōjamachi
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:1872(明治5)年
冠称:なし
現町名:品川区北品川二丁目
概要:『芝三田二本榎高輪邉繪圖』に「長者丁」とある。公称は北品川清徳寺門前と北品川東海寺門前で、2つの門前を合わせた俗称。清徳寺は小田原北条氏の家臣、江戸衆の島津氏の菩提寺であった。1638(寛永15)年に臨済宗東海寺が建立された後、広大な拝領地のうちに形成された。1745(延享2)年3月中、「町御奉行能勢肥後守、馬場讃岐守様御勤役中町方御支配ニ相成申候」(備考)。化政期(1804~1830年)の家数44軒(町方書上)。
慶応4年(明治元年)6月19日(1868年8月7日)又は慶応4年(明治元年)6月29日(1868年8月17日)、武蔵知県事管轄地に所属。明治2年1月13日(1869年2月23日)又は明治2年2月9日(1869年3月21日)、品川県荏原郡に所属。明治4年11月14日(1871年12月25日)又は明治4年12月5日(1872年1月14日)、東京府荏原郡に所属。1872(明治5)年、大字北品川宿字馬場に編入となり消滅。これは『東京府下品川町全圖』で確認できる。
現在のサクセス通り沿いで本照寺と隣の光巌寺の北と京浜急行電鉄新馬場駅の付近、第一京浜の東西。
撮影場所:長者町
0コメント