【麻布②】六軒町
町名:六軒町
読み方:ろっけんちょう Rokkenchō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:なし
現町名:港区六本木三丁目15番7~10号、6番6~12号辺り
概要:江戸期の麻布不動院門前の俗称(町方書上)。高野山真言宗五大山不動院は起立・開山不詳。1658(万治元)年、麹町平川(麹町平河)辺から当所に移転。不動院移転前からここに百姓商売家があったものかという。1721(享保6)年、門前の表30間、門の通り3間と定められ、寺社奉行の支配であった。1745(延享2)年から町奉行支配となった。1827(文政10)年の町方書上に家数の記載はないが、本文に「家主6軒」と記す。後に門前町屋となった(町方書上)。他に「不動坂等」の俚俗称がある。
『江戸切繪圖: 俚俗 : 赤坂溜池台・麻布六本木辺』の不動院門前に「●六軒甼ト云」とある。『大江戸今昔めぐり』にはそれより南の外苑東通り側に「六軒町」とある。
麻布不動院門前として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、麻布市兵衛町に編入となり消滅。その際、俗称も消滅したかどうかは不明。現行の六本木三丁目15番7~10号、6番6~12号辺り。
撮影場所:六軒町
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