【赤坂②】青山足軽町

町名：青山足軽町

読み方：あおやまあしがるまち　Aoyama-Ashigarumachi

区分：俗称

起立：江戸期

廃止：不明

冠称：「青山」

現町名：港区南青山一丁目

概要：『江戸切繪圖 : 俚俗 : 赤坂田町・新町辺』にはあり。外苑東通りの両側に青山組屋鋪があり、里俗にそう呼ばれていた。『大江戸今昔めぐり』のように「青山」の冠称が付く地図もある。なお、『江戸切繪圖 : 俚俗 : 赤坂田町・新町辺』では東側の現・外苑東通りに「○足軽町」とあるが、『大江戸今昔めぐり』では西側の方に「青山足軽町」とある。

足軽は、正しくは「先手組」といい、戦闘時において徳川家の先鋒足軽隊を務めるための役職である。しかし、平穏な江戸期には殆ど戦乱がなく、各門の警備や将軍の外出時警護、江戸城下の治安維持等を主任務として行っていた。

『江戸地名俚俗字引』には「青山南町一丁目、宮方門前、青山五十人町の大縄地」とあるが、青山五十人町はたしかに後の青山南町一丁目の一部にも飛地があったが極々狭小な土地であってこう書かれると混乱する。

撮影場所：青山足軽町

撮影地：港区南青山一丁目3番6号(都営南青山一丁目アパート六号棟)

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参考：港区南青山一丁目21番1号(赤坂消防署発祥の地記念碑)