【本郷②】駒込片町

町名：駒込片町

読み方：こまごめかたまち　Komagome-Katamachi

区分：町丁

起立：江戸期

廃止：1869(明治2)年

冠称：「駒込」

後身：駒込東片町

現町名：文京区向丘一丁目

概要：もとは駒込村のうち。「駒込宿」と称されていた所。慶長(1596～1615年)～寛永(1624～1645年)年間、田畑が残さず上地となり、大名の下屋敷、武家屋敷、寺領となった。住居を失くした家持百姓80人が訴訟の上、中山道の片側に移り住むことになり、百姓商家を建てた。検地は1672(寛文12)年。1713(正徳3)年、町奉行支配となる(備考)。化政期(1804～1830年)の家数301軒(町方書上)。町内の小名に下組、中組、上組、竹町組(竹町)があった。町の南の方は「追分」と呼ばれる日光御成道と中山道の分岐点で、嘗ては日本橋から1里目の標に榎が植えられており、「榎町」とも呼ばれた。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、駒込徳性寺門前、九軒屋敷、駒込追分町の残地を併せ、「駒込東片町」と改称し消滅。詳細は駒込東片町、駒込西片町を参照のこと。

撮影場所：駒込片町

撮影地：文京区向丘一丁目9番23号(松屋白山店)

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