【下谷②】下谷薬王寺町

町名:下谷薬王寺町

読み方:したややくおうじまち Shitaya-Yakuōjimachi

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1879(明治12)年前後

冠称:「下谷」

後身:下谷原宿町

現町名:台東区根岸五丁目

概要:前身は下谷薬王寺門前。薬王寺は「東光山」と号し、天台宗上野寛永寺の末寺、創建年代は不明、1626(寛永3)年の中興と伝える。門前町屋は1717(享保2)年の起立で(備考)、文政年間(1818~1831年)の家数6軒(町方書上)。

前身の下谷薬王寺門前として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、「下谷薬王寺町」と改称。1872(明治5)年の戸数14・人口53(府志料)。1879(明治12)年前後、下谷原宿町に編入となり消滅。現行の根岸五丁目の一部。

※『角川日本地名大辞典』には「明治5~12の間に下谷原宿町に併合されたと推定される」とある。

撮影場所:下谷薬王寺町

撮影地:台東区根岸五丁目18番1号(ワイズマート三ノ輪店)

下谷原宿町 竹町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。