【本所②】本所尾上町

町名:本所尾上町

読み方:ほんじょおのえちょう Honjo-Onoechō

区分:町丁

起立:1694(元禄7)年

廃止:1869(明治2)年

冠称:「本所」

後身:南本所元町

現町名:墨田区両国一丁目

概要:俗に「東両国」と呼ばれた地で、両国橋の南詰にあった(切絵図)。元禄7年7月19日(1694年9月8日)、大川端の空地が大西定林・橋本甚三郎・中尾道休等3人の拝領屋敷となり、年内中に町屋が開かれた。町名は東の本所相生町の「相生の松」の縁で選ばれた。1711(宝永8)年、町の北にあった空地が材木方手代の拝領屋敷となった(備考)。化政期(1804~1830年)の家数29(町方書上)。町内南方竪川通りに将軍御成りの際の乗船場「御上り場」があった(備考)。当地は大川端の遊興地の1つで、待合・茶屋・料理屋が多かった(再校砂子・買物独案内)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、南本所元町に編入となり消滅。現行の両国一丁目のうち。

撮影場所:本所尾上町

撮影地:墨田区両国一丁目4番6号(両国元町ハイツ武善ビル)

南本所元町 板町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。