【本所②】北本所出村町

町名:北本所出村町

読み方:きたほんじょでむらちょう Kita-Honjo-Demurachō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1869(明治2)年

冠称:「北本所」

後身:本所太平町一丁目

現町名:墨田区太平一丁目、横川一丁目

概要:『北本所横川ヨリ亀戸迄 : 天保一一年八月ノ形』では、法恩寺と霊山寺の西に1ヶ所、『本所絵図』では法恩寺と霊山寺の西に1ヶ所、霊山寺の西に1ヶ所の計2ヶ所存在する。

1659(万治2)年、北本所村が武家屋敷地として召し上げられ、本所竪川通りに代地が与えられ、北本所出村と称した。町名は北本所出村のうちから出た村ということから唱えた。1669(寛文9)年に代官支配となり、本所一円が町屋になったとき、当所も町屋に取り立てられる。1713(正徳3)年より町奉行・代官両支配となる。俗に「入会町」と言われ、出村代地等の入会から称えられた(備考)。1828(文政11)年の家数26軒(書上)。 

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、本所太平町一丁目に編入となり消滅。現行の太平一丁目、横川一丁目のうち。

撮影場所:北本所出村町

撮影地:墨田区太平一丁目31番6号(ワイン処葡楽)

南本所出村町 南本所代地町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。