【日本橋 河岸】兜河岸
河岸名:兜河岸
読み方:かぶとがし Kabuto-gashi
区分:河岸
成立:江戸期
廃止:不明
現町名:中央区日本橋兜町
概要:河岸名は無いが、『江戸切繪圖 : 俚俗 : 八丁堀・霊岸島・箱崎』では「○かぶと塚 ○後二兜町 牧野河内守上屋敷 ○三万五千石 丹波田辺藩」とある辺り、『江戸切繪圖 : 俚俗 : 小網町・箱崎・浜町辺』では「鎧ノ渡 ○一文渡ト云」とあり、「牧野家脇二上ル 鬼塚」とある辺り。ちょうど鎧河岸の対面にあたる。
河岸名は勿論、平将門と源頼義(源義家の父)の伝説から。源頼義が東北遠征へ向かう際、この地で暴風雨に遭ってしまい、この淵に鎧を沈めて龍神に祈願したところ、風雨が止んで川を渡ることができたという。そのため、この付近は「鎧が淵」と呼ばれるようになり、渡し場も“鎧の渡し”と名付けられた。
撮影場所:兜河岸
撮影地:中央区日本橋兜町1番地4号(日本橋兜町M-SQUARE)
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