【芝 小路】藪小路

小路名:藪小路

読み方:やぶこうじ Yabu-kōji

区分:小路

成立:江戸期

廃止:不明

現町名:港区虎ノ門一丁目

概要:『江戸切繪圖 : 俚俗 : 愛宕下・西之久保』の加藤越中守上屋敷の北から西に伸びる道に「○藪小路 ○古名 藪金神ト云」とある。西久保通までをいったか。

由来は、細川丹後守行孝(三斎の孫。肥後宇土藩主)邸内北東隅に小さな竹藪があり、この中で御秘蔵の御鷹が死んだため、それ以後は竹を切らず、そのまま残したとも、屋敷の金神(こんじん)(方位神。殺伐を好み、金神の方角は大凶とされる)というので、昔、この所に竹を植え、「藪金神(やぶこんじん)」と唱えていたものが、いつの頃からか訛って「藪小路」となり、地名のようになったという説がある。また、北東は鬼門の方角にあたるため、そこには屋敷を建てず、空地として竹を植えたという説もある。細川家の屋敷は1714(正徳4)年から近江水口(みなくち)藩加藤家の屋敷となるが、竹藪はそのまま残されたため、加藤家屋敷は俗に「藪加藤」と称された。『新撰東京名所図会』によると、維新後も「藪加藤」の屋敷は残っていたものの、いつしか藪は刈り取られ、明治末期には、既に藪小路の面影は失われていた。現行の虎ノ門一丁目10~12番と17・18番の間の通り。

撮影場所:藪小路

撮影地:港区虎ノ門一丁目14番1号(セブン-イレブン虎ノ門1丁目店)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町