【本所②】石原北御駕籠町

町名:石原北御駕籠町

読み方:いしわらきたおかごまち Ishiwara-Kita-Okagomachi

区分:俗称

起立:江戸期

廃止:不明

冠称:「石原」

現町名:墨田区本所三丁目 

概要:石原南御駕籠町と石原北御駕籠町について。

『 分道本所大繪圖. [坤]』(1732(享保17)年)と『 江戸図正徳四年』にあるが、配置が若干違う。以下、現・蔵前橋通りを南端に、南3区画、その北3区画、さらにその北3区画の配置を表す。

 『 分道本所大繪圖. [坤]』: ①「石原南御カコ丁」、その東が②「吉岡町一丁目」と③「二丁目」。①~③の北の区画に西から「同御カコ丁」が3区画分(④~⑥)。④~⑥の北の区画に⑦「社工丁?」、⑧「石原北御カコ丁」、⑨「同御カコ丁」。

『江戸図正徳四年』:①空白、その東が②空白だが南に「吉岡丁」、③空白だが、南に「二丁メ」。 ①~③の北の区画に西から④「石原南御カコ丁」、⑤⑥「同御カコ町」。④~⑥の北の区画に ⑦「丁」、⑧⑨「同御カコ町」とある。⑧⑨は『 分道本所大繪圖. [坤]』では「石原北御駕籠町」となっている。

ここは本所松倉町の町域であり、その起立は1695(元禄8)年なので、『 分道本所大繪圖. [坤]』(1732(享保17)年)、『 江戸図正徳四年』(1714(正徳4)年)が世に出た頃にはそう書かれていなければならないはずだが。ちなみに『本所繪圖 : 嘉永新鐫』(1855(安政2)年)では「松倉町」と「御小間遣」とが斑になっている。

撮影場所:石原北御駕籠町

撮影地:墨田区本所三丁目22番7号(平野屋)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。