【深川 河岸】芝翫河岸

河岸名:芝翫河岸

読み方:しかんがし Shikan-gashi

区分:河岸

成立:江戸期

廃止:不明

現町名:江東区常盤二丁目

概要:小名木川の河岸。高橋北詰西側。『字集覧』に「芝翫河岸。深川常盤町二丁目」とある。『明治29年深川区全図』は小名木川の高橋の北詰から上流深川常盤町一丁目の河岸地を「芝翫河岸」と記載。

天保年間(1831~1845年)、歌舞伎役者の二代目中村芝翫の邸宅があったことから。1831(天保2)年、江戸の中村座で「六歌仙」を演じたとき、喜撰法師(六歌仙の1人)の歌詞を捻り、「我が庵は芝居の辰巳常盤町、而も浮世を放れ里」と住居付近の様子を織り込んだ。現行の常盤二丁目のうち。『大江戸今昔めぐり』には「芝翫元河岸」とある。

撮影場所:芝翫河岸

撮影地:江東区常盤二丁目15番(高橋北詰西側)

萬年河岸 芝翫元河岸

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。