【小石川②】三百坂南町
町名:三百坂南町
読み方:さんびゃくざかみなみまち又はさんびゃくざかみなみちょう Sambyakuzaka-Minamimachi or Sambyakuzaka-Minamichō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:なし
現町名:文京区小石川三・四丁目
概要:1869(明治2)年6月、小石川久堅町に編入となった地域に「三百坂南町」という地域があった。場所は不詳だが、恐らく三百坂の武家地の俗称のことであろう。
「三百坂」とは、善光寺坂の西方、文京区小石川三・四丁目の境を成す坂。東京学芸大学付属小学校の東側を北に下る。別称は「三藐坂・三貊坂(さんみゃくざか)」。坂下には浄土宗光円寺、曹洞宗慈照寺等がある。『江戸志』は坂名の由来について、近くに松平播磨守屋敷があり、その家の仕来たりで登城の供の列に加わるときの遅刻の過料として300文を出させたところからの名であると紹介している。また『江戸地名俚俗字引』では「長い坂、駕賃三百とられるに依ると」としている。
撮影場所:三百坂南町
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