【日本橋①034】箔屋町
町番号:日本橋①034
町名:箔屋町
読み方:はくやちょう Hakuyachō
区分:町丁
起立:万治年間(1658~1661年)
廃止:1928(昭和3)年
冠称:なし
現町名:中央区日本橋三丁目
概要:町名は万治年間(1658~1661年)に市川又右衛門が箔座を建て、箔打職人が多く居住したことによる(府志料)。箔座は金銀箔の乱費を防ぎ、運上を課すことを目的として1696(元禄9)年に置かれたが、1709(宝永6)年に廃止された。また、当町には秤座が元禄年間(1688~1704年)と化政期(1804~1830年)~幕末まで置かれていた(画報)。秤座は衡制の統一のため、東33ヶ国は江戸の守随氏が、西33ヶ国は京都の神氏が独占的に秤の製作・頒布・検定を認可されていた座である。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、南側の岩倉町を合併。1872(明治5)年の戸数131・人口531(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。
1928(昭和3)年、帝都復興計画の一環により、通三丁目に編入となり消滅。現行の日本橋三丁目のうち。
撮影場所:箔屋町
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