【日本橋①082】吉川町

町番号:日本橋①082

町名:吉川町

読み方:よしかわちょう Yoshikawachō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1934(昭和9)年

冠称:なし

現町名:中央区東日本橋二丁目

概要:安政板切絵図には浅草御門と柳橋の間、下柳原同朋町の西側に見える。葦・葭が茂る湿地の小流を埋め立て、「葭川町」としたが、のち「吉川」と字を改めた。両国広小路には葭簀張りの見世物小屋・屋台等が出て賑やかな場所であった。当町の幾世餅は、小松屋嘉兵衛の妻の名を採って1704(元禄17)年に初めて売り出された餅で、江戸の有名な土産物となった(続砂子)。両国川開きの際の花火大会では、横山町の鍵屋と並んで有名な玉屋があった。玉屋は両国橋の上流を、鍵屋は下流を受け持ち、技を競い合った。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。同年、両国西広小路の一部を編入。1872(明治5)年の戸数71・人口314(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。両国広小路に面し商店が賑わい、裏通りには芸妓置屋が並んでいたという。

1934(昭和9)年、帝都復興計画の一環として、両国に編入となり消滅。現行の東日本橋二丁目のうち。

撮影場所:吉川町

撮影地:中央区東日本橋二丁目23番1号(丸進運送)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:品川歩行新宿