【芝①033】宇田川横町

町番号:芝①033

町名:宇田川横町

読み方:うだがわよこちょう Udagawa-Yokochō

区分:町丁

起立:1664(寛文4)年~1780(安永9)年

廃止:1971(昭和46)年12月31日

冠称:1947(昭和22)年3月15日から「芝」

現町名:港区芝大門一丁目

概要:起立は1664(寛文4)年~1780(安永9)年と推定(寛永図ほか)。宇田川町続きの横丁なので「宇田川横町」と称した(町方書上、港区沿革図集)。俗に「大横丁」(『大江戸今昔めぐり』では「大横町」とある)。町の位置は1632(寛永9)年の図で確認でき、『府志料』、『画報』が明治初年に名付けたとするのは誤りであろう。1827(文政10)年の総家数32軒、うち家持2・家主6・地借4・店借20(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数38・人口176、物産には煉油、木櫛等があった(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。

1932(昭和7)年、帝都復興計画の一環により、「親町」とも言うべき宇田川町が新橋と浜松町に分離した後も残った。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。1960(昭和35)年の世帯9・人口50。

1972(昭和47)年1月1日、住居表示の実施により、芝大門一丁目に編入となり消滅。

撮影場所:宇田川横町

撮影地:港区芝大門一丁目2番2号(懐席桝ざき)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。