【芝①043】芝栄町

町番号:芝①043

町名:芝栄町

読み方:しばさかえちょう Shiba-Sakaechō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1977(昭和52)年8月31日

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」

現町名:港区芝公園三・四丁目

概要:1869(明治2)年、起立。もと芝御霊屋掃除屋敷、金地院拝領町屋敷。町名の由来は繁栄を願ったためか(港区史)。芝公園地の西に寄り添うように位置する。明治初年からオランダ、スウェーデン、ノルウェー、ハワイ王国等の公使館や日本聖公会聖アンデレ教会がある。

1872(明治5)年、もと信濃小諸藩牧野氏上屋敷(府志料と区史では鯖江藩)、武家地を合併。同年の戸数91・人口375(府志料)。1873(明治6)年、9~11番地を芝公園地に編入。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1896(明治29)年竣工の都水道局給水場が高台の大半を占めていた。1908(明治41)年の世帯72・人口306。1928(昭和3)年、海軍高級武官の社交団体水交社が移転してきた。1935(昭和10)年の世帯51・人口272。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。戦後、水交社は解散し、米軍に接収され、後にメソニックビルとなった。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。閑静な地域であったが、1958(昭和33)年に隣接地に東京タワーが完成し、以後景観が一変した。

住居表示の実施により、1972(昭和47)年1月1日に一部が芝公園三・四丁目に(実施が1977(昭和52)年9月1日の箇所もあり)、次いで1976(昭和51)年10月1日には残余が芝公園三丁目に編入となり消滅。

撮影場所:芝栄町

撮影地:港区芝公園三丁目6番25号(聖オルバン協会)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。