【芝①053】芝金杉新浜町
町番号:芝①053
町名:芝金杉新浜町
読み方:しばかなすぎしんはまちょう Shiba-Kanasugi-Shin-Hamachō
区分:町丁
起立:1872(明治5)年
廃止:1936(昭和11)年
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「芝」
現町名:港区芝浦一丁目1~3、5番の一部
概要:もとは因幡鳥取藩松平氏屋敷の一部と海浜。芝浦一帯は以前は江戸湾の浅瀬だった。中世から東京湾の重要な海運拠点で、戦国時代には後北条氏の水軍の一拠点であったとされ、北条氏の縁戚である吉良頼康と玉縄城主北条綱成の管理下に置かれた。江戸時代には「雑魚場」と呼ばれた漁村として栄え、また芝浦で獲れた魚は「芝肴」と称され、江戸に広く出回り、将軍にも献上された。いわゆる「江戸前」である。特に芝海老は特産となった。芝浦の沖合いでは海苔の養殖も行われた。
1872(明治5)年に起立。町名は芝金杉浜町に隣接していたことによる。同年の戸数1・人口6(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1909(明治42)年から町域の地先の海面4,792坪が埋め立てられ、1913(大正2)年に完成。「芝浦」に改称する前に、芝浦製作所は既に当町町域に存在した(1893(明治26)年~)。
1936(昭和11)年、帝都復興計画の一環により、芝浦一丁目1・2番及び3、5番の一部に編入となり消滅。
撮影場所:芝金杉新浜町
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