【芝①063】芝横新町

町番号:芝①063

町名:芝横新町

読み方:しばよこしんちょう Shiba-Yokoshinchō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1964(昭和39)年6月30日

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」

現町名:港区芝五丁目

概要:もとは荏原郡上高輪村のうち。町屋の起立年代は不明。田町大通りの町屋が起こった後、町屋となった所であり、町名は通りの横手に位置することによる。1662(寛文2)年、町奉行支配となる(備考)。化政期(1804~1830年)の家数133軒、うち家持2・家守8・店貸123(町方書上)。

江戸の岡場所を数えたらきりがないが、芝横新町ほどの狭隘な町にもあったという。町域全部が岡場所だったのかは不明。『かくらざと(下巻)』(石橋真国著)には、寛政の改革の折りに廃止となった岡場所として芝横新町も載っているようだ。JR田町駅若しくは都営三田駅から下車して向かう慶大生の通学路。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数58・人口194(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。

1964(昭和39)年7月1日、住居表示の実施により、芝五丁目に編入となり消滅。

撮影場所:芝横新町

撮影地:港区芝五丁目30番1号(藤和コープ 東京厨房三田店)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。