【芝①064】芝松本町

町番号:芝①064

町名:芝松本町

読み方:しばまつもとちょう Shiba-Matsumotochō

区分:町丁

起立:1677(延宝5)年

廃止:1964(昭和39)年6月30日

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」

現町名:港区芝三丁目1~3、7~16番

概要:江戸期は一・二丁目があった。1667(寛文7)年、金杉橋の際に御多門建築が決まり、住民が三田の松平屋敷前へ移り、さらに1677(延宝5)年に名主松平伝蔵の支配地に移されたことから、その土地を芝松本町一丁目として起立。筑後久留米藩有馬屋敷から道を隔てて東南に位置した芝松本町二丁目は、1667(寛文7)年金杉橋際の御多門建築の折り、芝浜松町四丁目の住人の用地となり、三田の有馬玄蕃頭屋敷前の地所を借用し、1695(元禄8)年代地として給された(町方書上、備考、切絵図)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、芝新綱町代地、芝中門前三丁目代地を合併し、丁目を廃止した。1872(明治5)年、武家地を合併。同年の戸数193・人口864(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1925(大正14)年の世帯383・人口1,572。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。1951(昭和26)年、芝新堀河岸の一部を合併。

1964(昭和39)年7月1日、住居表示の実施により、現行の芝三丁目1~3、7~16番に編入となり消滅。

撮影場所:芝松本町

撮影地:港区芝三丁目12番19号(柳神社)

←063芝横新町 065芝赤羽町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。