【麻布①004】麻布仲ノ町

町番号:麻布①004

町名:麻布仲ノ町

読み方:あざぶなかのちょう Azabu-Nakanochō

区分:町丁

起立:1878(明治11)年11月2日

廃止:1967(昭和42)年6月30日

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「麻布」

現町名:港区六本木三丁目3番1~3号、17~32号、16~18番

概要:延宝(1673~1681年)から元禄(1688~1704年)にかけては全域が松平信濃守の屋敷であったが、その後敷地は分割され、小身の武士に与えられた。麻布区北東部のほぼ真四角の町。外苑東通りの北側尾根から麻布市兵衛町の尾根へと続く高台に位置する。江戸期には武家地のため町名がなかった町域のやや北側を東西に走る通りを俗称として「中之町(仲之町、仲ノ町)」と呼ぶようになった(1860(万延元)年の切絵図には、飯倉片町市兵衛町二丁目の中間の通路に「中ノ丁」とある)。1872(明治5)年、その通りに因んで「麻布仲之町」と称した。

1872(明治5)年、武家地を合併して麻布仲之町起立(府志料)。町名は飯倉通りと麻布市兵衛町の中間に位置することから(府志料)。同年の戸数49・人口191(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府麻布区に所属。その際、「麻布仲ノ町」と改称。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市麻布区に所属。1908(明治41)年の世帯数88・人口467。1943(昭和18)年7月1日、東京都麻布区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。

1967(昭和42)年7月1日、住居表示の実施により、六本木三丁目3番1~3号、17~32号、16~18番に編入となり消滅。

撮影場所:麻布仲ノ町

撮影地:港区六本木三丁目16番33号(青葉六本木ビルディング)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。