【麻布①032】麻布富士見町
町番号:麻布①032
町名:麻布富士見町
読み方:あざぶふじみちょう Azabu-Fujimichō
区分:町丁
起立:1872(明治5)年
廃止:1966(昭和41)年3月31日
冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「麻布」
現町名:港区南麻布三・四丁目
概要:延宝年間(1673~1681年)には幕府の麻布薬園、武家地、麻布村の畑地等が入り混じっていたが、1698(元禄11)年から町域の西側大部分を敷地として、将軍家の別荘「白銀御殿」が作られた(別名「麻布御殿」、「富士見御殿」)。それ以外の土地は、光林寺や畑だった。光林寺には門前町屋があり、「光林寺門前」と名乗った。その後、1708(宝永5)年には御殿は廃されており、敷地の一部は花畑になり、その他は大名屋敷、寺社地、武家地となった。
1872(明治5)年、白銀御殿跡地に光林寺門前、天現寺の寺社地や武家地、さらに麻布本村の一部を集め、麻布富士見町が起立した。町名の由来は「富士見」と俗称されていたことによる。
1878(明治11)年11月2日、東京府麻布区に所属。その後、1879(明治12)年に麻布本村の一部を合併。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市麻布区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都麻布区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。
1966(昭和41)年4月1日、住居表示の実施により、南麻布三・四丁目に編入となり消滅。
※『Wikipedia』には編入先が「南麻布4・5丁目」とあるが間違い。
撮影場所:麻布富士見町
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