【四谷①010】四谷舟町

町番号:四谷①010

町名:四谷舟町

読み方:よつやふなまち Yotsuya-Funamachi

区分:町丁

起立:1872(明治5)年

廃止:存続

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「四谷」

現町名:新宿区舟町

概要:江戸時代以前は薄の生い茂る過疎地で、その光景から「潮踏の里」と呼ばれていた地域の内。江戸時代は、四谷伝馬町北方の筒持組同心大縄地、御先手同心大繩地、旗本士宅、全勝寺、西迎寺等の境内。初期には全勝寺一帯に杉林が存在し、伐採されて「四谷丸太」として売り出された。材は舟板としても利用され、全勝寺西隣の全徳寺から現在の新宿通りに至る道は「舟板横町」と呼ばれた。幕末には近藤勇の養父近藤周斎が隠居している。

1872(明治5)年、四谷伝馬町三丁目の北隣の武家地、さらにその北隣の寺地が合併して起立。町名は町域の中央を俗に「舟板横町」が走っていたことによる。同年の戸数63・人口267(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府四谷区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市四谷区に所属。明治期の住民には官吏や軍人が多かった。1943(昭和18)年4月1日、東京都四谷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都新宿区に所属。

撮影場所:四谷舟町

撮影地:新宿区舟町8番地2(舟町ビル)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。