【牛込①022】牛込津久戸前町
町番号:牛込①022
町名:牛込津久戸前町
読み方:うしごめつくどまえちょう Ushigome-Tsukudomaechō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1911(明治44)年4月30日
冠称:「牛込」
現町名:新宿区津久戸町
概要:「津久土前町」とも書いた。古くは豊島郡野方領牛込村のうち。明暦年間(1655~1657年)に町奉行支配となった。1828(文政11)年の家数60軒(町方書上)。町名の由来となった筑土八幡は平将門が祭神で、古くは平河近くの津久戸(土)村にあったが、天正年間(ユリウス暦1573年~グレゴリオ暦1593年(ユリウス暦1592年)に田安の黐木坂(もちのきざか)に移転、さらに牛込に移転し、社名を「筑土」と改めたが、当町は旧称を踏襲した(筑土神社由来書)。筑土八幡の門前にあった故の町名であって、同社の門前町ではない。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年に牛込西照寺門前、1872(明治5)年に近隣の武家地と開墾地を併合。同年の戸数60・人口185(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府牛込区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市牛込区に所属。
1911(明治44)年5月1日、「津久戸町」に改称し消滅。後身の津久戸町は、1943(昭和18)年7月1日、東京都牛込区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都新宿区に所属。1988(昭和63)年2月15日、住居表示の実施により、津久戸町の大部分、筑土八幡町の一部、白銀町(道路のみ)、神楽坂三・四丁目(道路のみ)を合併して現行の「津久戸町」となる。
撮影場所:牛込津久戸前町
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