【牛込①029】牛込通寺町

町番号:牛込①029

町名:牛込通寺町

読み方:うしごめとおりてらまち Ushigome-Tōri-Teramachi

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1951(昭和26)年

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「牛込」

現町名:新宿区神楽坂六丁目

概要:古くは豊島郡野方領牛込村のうち。古くからの町屋だが起立年代は不詳。町名の由来は牛込御門通りの寺町であることによる。1828(文政11)年の家数10軒(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、牛込安養寺門前、牛込養善院門前、牛込三光院門前、牛込正蔵院門前を、さらに1872(明治5)年には牛込末寺町、近隣の武家地を併合。同年の戸数182・人口750(府志料)。「肴町に続き、神楽坂上の本通りなるより商家櫛比して繁栄を極むるなり、又寺院多し」(画報)。

1878(明治11)年11月2日、東京府牛込区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市牛込区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都牛込区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都新宿区に所属。

1951(昭和26)年、「神楽坂六丁目」と改称し消滅。

※『角川日本地名大辞典』には「同(昭和)26年神楽坂1丁目と改称」とあるが間違い。

撮影場所:牛込通寺町

撮影地:新宿区神楽坂六丁目2番地(安養寺)

←028牛込肴町 030牛込天神町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。