【小石川①013】小石川大和町

町番号:小石川①013

町名:小石川大和町

読み方:こいしかわやまとちょう Koishikawa-Yamatochō

区分:町丁

起立:1868(明治元)年又は1869(明治2)年

廃止:1964(昭和39)年7月31日

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小石川」

現町名:文京区後楽二丁目、春日一丁目、水道一丁目

概要:1868(明治元)年若しくは1869(明治2)年、小石川龍門寺門前(町)、金杉天神境内を合併し起立。なお、前身の小石川龍門寺門前(町)は1668(寛文8)年に門前町屋起立を許され、町奉行支配となる。慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。

1872(明治5)年8月、天神下、白壁通り(『文京区史』には天神下白堀通り)、御鑓組等の土地を合併し町域を拡大。同年の戸数65・人口294(府志料)。町内には牛天神(北野神社、金杉天神ともいう)があり、同社社務所の傍には猿田彦命を祀った太田神社があった。

1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。『小石川区土地概評価.大正11年3月調』には、「安藤坂下附近の位置。地形共に面白からざる處にて商店向にも住宅にも適せず。従つて特筆すべきものなし。」と襤褸糞に書かれている。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

1964(昭和39)年8月1日、住居表示の実施により、後楽二丁目、春日一丁目、水道一丁目に編入となり消滅。

※『角川日本地名大辞典』には「同(昭和)39年現行の後楽2丁目・春日1丁目となる」とあるが、水道一丁目もである。

撮影場所:小石川大和町

撮影地:文京区春日一丁目5番2号(牛天神北野神社)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。