【本郷①019】湯島梅園町

町番号:本郷①019

町名:湯島梅園町

読み方:ゆしまうめぞのまち Yushima-Umezonomachi

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1964(昭和39)年12月31日

冠称:「湯島」

現町名:文京区湯島二・三丁目

概要:古くは豊島郡峡田領湯島郷に属し、元湯島天神の社地であった。1704(宝永元)年、寺社奉行の許可を得て町屋を開いた。1735(延享2)年、町奉行支配となった。町名は「湯島天神社地門前」と称していた。湯島天神(明治になって湯島神社となる)は、1355(正平10)年に郷民が霊夢によって古松の下に勧請したと伝えられる古社。境内は泉鏡花原作の『婦系図』のお蔦、主税の別れの場として有名。

前身の湯島天神社地門前として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、「湯島梅園町」と改称。町名の由来は町内に梅の花が多かったことによる(案内、画報)。1872(明治5)年には湯島天神社地も合併。町の大部分は神社の境内で、町屋は南東の小さい町であった。同年の戸数55・人口205(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府本郷区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市本郷区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都本郷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

1965(昭和40)年1月1日、住居表示の実施により、現行の湯島二・三丁目に編入となり消滅。

撮影場所:湯島梅園町

撮影地:文京区湯島三丁目30番(湯島天満宮 夫婦坂下)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。