【深川①005】深川熊井町

町番号:深川①005

町名:深川熊井町

読み方:ふかがわくまいちょう Fukagawa-Kumaichō

区分:町丁

起立:1695(元禄8)年

廃止:1931(昭和6)年

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「深川」

現町名:江東区永代一丁目

概要:深川猟師町8ヶ町の1つ、また浜十三町の1つでもあった。寛永年間(1624~1645年)に開発された町で、町名は開発者・熊井理左衛門(利左衛門とも)の名に因み、当初は「理左衛門町」といった。1670(寛文10)年の検地まで臨時の御菜御肴御用を務める無年貢の地だった。1695(元禄8)年の検地の際、石高8石となり、このとき町名を「深川熊井町」と改称(備考)。1713(正徳3)年に町奉行の支配を受けるようになり、代官所との両支配地となる。化政期(1804~1830年)の家数142軒(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数126・人口493(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府深川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市深川区に所属。

1931(昭和6)年、帝都復興計画の一環により、永代一丁目に編入となり消滅。

撮影場所:深川熊井町

撮影地:江東区永代一丁目7番4号(カトリック教会JOC東京働く人の家)

←004深川相川町 006深川富吉町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。