【深川①079】深川富川町
町番号:深川①079
町名:深川富川町
読み方:ふかがわとみかわちょう Fukagawa-Tomikawachō
区分:町丁
起立:貞享年間(1684~1687年)
廃止:1934(昭和9)年
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「深川」
現町名:江東区森下三~五丁目
概要:切絵図では小名木川の北、武家地に隣接する所に4ヶ所が記されている。江戸初期は葛飾郡西葛西領深川村分郷六間堀のうちで、次第に町場化され、貞享年間(1684~1687年)に「深川富川町」と名付けた。検地は1695(元禄8)年・1732(享保17)年等、反別1町5反余(備考)。神保磯三郎、田安家蔵屋敷、土屋家下屋敷に隣接する町地を、それぞれ「神保前」、「田安前」、「土屋前」と俗称した。また1813(文化10)年、町内東境の地に「百軒長屋」と呼ばれた100軒程の長屋が建てられていた。化政期(1804~1830年)の家数188軒(町方書上)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年、西側の町屋に土屋氏等の武家地を合併。同時に東方にあった町は深川西町に編入された。同年の戸数は154・人口420(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府深川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市深川区に所属。
1934(昭和9)年、帝都復興計画の一環により、高橋三~五丁目に編入となり消滅。現行の森下三~五丁目。
撮影場所:深川富川町
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