【麹町②】四日市町
町名:四日市町
読み方:よっかいちちょう Yokkaichichō
区分:町丁
起立:1590(天正18)年
廃止:1606(慶長11)年
冠称:なし
後身:武家地
現町名:千代田区大手町二丁目南端
概要:道三堀の北岸にできた町で、江戸最初の4ヶ町の1つ(本町という説もある)。毎月4日に市が開かれた。1606(慶長11)年、武家地とする再整備のため、日本橋南詰に移転させられた(四日市町)。
四日市町の跡地だが、京橋図書館による『郷土室だより』第104号の「銭瓶橋」の位置の説明の項で『慶長見聞録』の「舟町と四ヶ市のあひにちいさき橋只一つ有」を引用し、また現在地を「日本ビルの南東端」としており、あるサイトで「四日市町は道三堀の北岸にあった」としている。そして『大江戸今昔めぐり』によると、銭瓶橋の位置は日本ビルヂングのエントランス・ホールとなっているので、四日市町の正確な位置はエントランス・ホールの北側エレベーター・ホールの辺りということになる。
なお、銭瓶橋跡案内板の設置場所が日本ビルヂング(千代田区大手町二丁目6番2号)の北側となっているが、何故そこに設置されたのか不明である。
但し、『江戸・東京の地理と地名』(日本実業出版社)によると舟町の位置は上述と合っていそうだが、柳町の真北直ぐに材木町があり、その直ぐ北西に「四日市」とある。
撮影場所:四日市町
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