【日本橋②】通一丁目新道
町名:通一丁目新道
読み方:とおりいっちょうめじんみち Tōri-Itchōme-Jimmichi
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1869(明治2)年
冠称:なし
後身:通一丁目
現町名:中央区日本橋一丁目
概要:慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、通一丁目に編入となり消滅。道自体は「食傷新道」とも呼ばれた。詳細は通を参照のこと。
ちなみに「新道」は「じんみち」と濁る。「新道」とは、表通りと表通りの間、表店が並ぶ裏側に形成された裏店が、軒を連ねて向かい合う間を通る筋が「板新道(いたじんみち)」或いは「石新道(いしじんみち)」と呼ばれていた。これは、裏店の真ん中を下水溝が流れており、その溝を板や石材で覆って人が往来できるようにしたから名付けられた。時代とともに新道はそこに下水溝がなくても広い通りと通りの間を抜ける路地や道路であればそう呼ばれるようになった。以下「通二丁目新道」等も同様で「じんみち」と読む。
撮影場所:通一丁目新道
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