【芝②】日比町
町名:日比町
読み方:ひびちょう Hibichō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:1634(寛永11)年
冠称:なし
後身:芝新網町
現町名:港区浜松町二丁目
概要:昔は「芝浦」と唱えた海辺で、徳川家康入国の頃は漁夫が多く、日比(ひび=漁をするための竹を立て並べた漁法の一つ)を建て、漁業を営んでいた。1626(寛永3)年から江戸城台所に鯛や白魚を献上したので、その賞として100間四方(約33,124平方メートル)の地を網干し場として下された。1634(寛永11)年、町奉行に漁夫の住居にすることを願い出たところ、町割を命ぜられ、網干場に下された地にて「芝新網町」と改称し消滅。
芝新網町は町内の真ん中に海から繋がった堀割(新網入堀)があり、それを境に「南町」、「北町」の小名がある(東京府誌料、東京地理沿革誌、東京案内)。1932(昭和7)年12月に「芝浜松町四丁目」と改称するまで、戸籍上にも「芝新網町北」「芝新網町南」と明記されている。
撮影場所:日比町
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