【麻布②】麻布十番馬場町
町名:麻布十番馬場町
読み方:あざぶじゅうばんばばちょう Azabu-Jūban-Babachō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1869(明治2)年
冠称:「麻布」
後身:麻布新網町
現町名:港区麻布十番一丁目2番南部の一部、東麻布三丁目6・7番のそれぞれ東部
概要:十番馬場の東西にあった。はじめ冠称は付いていなかったようだ。1654(承応3)年、芝西応寺町際の新馬場が1729(享保14)年に竹姫の守殿の用地に召し上げられたため、新堀の屈曲部北方に移転し、里俗称の「十番」を付して「十番馬場」と称した。のち拝借地の東端に町屋ができ、「麻布十番馬場町」と称した(備考)。
化政期(1804~1830年)の家数10軒、うち家主4・地借6(町方書上)。馬市が立てられた所で浅草の藪の内での南部駒の市に対し、ここでは11~12月に3度、仙台駒の市が立った。浪人馬工郎7人の拝借地だった(砂子)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、麻布新網町に編入となり消滅。
撮影場所:麻布十番馬場町
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