【麻布②】飯倉六本木町
町名:飯倉六本木町
読み方:いいぐらろっぽんぎちょう Iigura-Roppongichō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1869(明治2)年
冠称:「飯倉」
後身:麻布六本木町
現町名:港区六本木六丁目7番の東北隅
概要:起立年代不明。飯倉町(飯倉10ヶ町)のうち。1662(寛文2)年、町奉行・代官両支配となる。町名は、往古この辺りに松の大木が6本あったことに因み、町方支配になった時に付けられたという。1828(文政11)年の総家数52軒、地主5・家主3・地借1・店借43(町方書上)。飯倉のうちと称されてはいたが、他の飯倉諸町と少し離れており、『備考』では麻布のうちとして扱っている。町内の北側にある芋洗坂に沿って芋問屋が軒を並べていたが、1828(文政11)年当時には、干栽物問屋1軒が残っているだけであったという(町方書上)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、麻布龍土六本木町・麻布龍土坂口町・麻布北日ケ窪町代地・麻布教善寺門前・麻布正信寺門前・麻布光専寺門前・麻布深広寺門前その他とともに麻布六本木町に編入となり消滅。現行の六本木六丁目7番の東北隅。
撮影場所:飯倉六本木町
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