【麻布②】麻布善福寺門前元町

町名:麻布善福寺門前元町

読み方:あざぶぜんぷくじもんぜんもとまち Azabu-Zempukuji-Monzen-Motomachi

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1869(明治2)年

冠称:「麻布」

後身:麻布山元町

現町名:港区元麻布一丁目7番12号、麻布十番三丁目6、8~10番地の辺り

概要:浄土真宗麻布山善福寺は天長年間弘法大師開創、1232(貞永元)年に8世了海が親鸞に帰依して改宗した。善福寺は中世から浄土真宗の関東における一大道場で、幕末には広い境内と交通の便が良かったために、1859(安政6)年にアメリカ公使館が設置され、1875(明治8)年12月、築地外人居留地に移転するまでハリス他の公使が在留していた。門前の起立は1652(慶安5)年、1704(宝永元)年8月、町屋の修復をした。寺社奉行の支配であったが、1745(延享2)年12月からは町奉行の支配。ここは表門の方にあるので「元町」という。1828(文政11)年の総家数は42軒、うち家持20(3軒他住居)・家主7・地借1・店借17(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、「麻布山元町」と改称となり消滅。現行の港区元麻布一丁目7番12号、麻布十番三丁目6、8~10番地の辺り。

撮影場所:麻布善福寺門前元町

撮影地:港区麻布十番三丁目6番9号十番Mビル(和処きてら)

麻布桜田三軒家町 本村上ノ町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。