【赤坂②】ねぶと町
町名:ねぶと町
読み方:ねぶとちょう Nebutochō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:なし
現町名:港区赤坂一丁目11番5・6号辺り
概要:麻布陽泉寺門前の俗称。公称の麻布陽泉寺門前は江戸期に起立。曹洞宗万輝山陽泉寺は1657(明暦3)年に開創、開山。秀呑門前の起立は不明。1827(文政10)年の総家数は3軒、うち家主1・地借2(町方書上)。84坪であった。この門前町は陽泉寺と澄泉寺の間にあり、その頭文字「陽」と「澄」(「瘍」と「疔」)の連想から「ねぶと町」という俗称があったという(町方書上)。「ネブトヨコ甼」ともいった(『江戸切繪圖 : 俚俗 : 赤坂溜池台・麻布六本木辺』)。
麻布陽泉寺門前は、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、麻布市兵衛町に編入となり消滅。しかし、1872(明治5)年に溜池霊南坂町の起立により、そちらに編入となった。したがってねぶと町は内容現在の関係上、赤坂地域に収録した。現行の赤坂一丁目11番5・6号の辺り。
撮影場所:ねぶと町
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