【赤坂②】主水丁
町名:主水丁
読み方:もんどちょう Mondochō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:なし
現町名:港区南青山五・六丁目
概要:近世に入って、まず大名青山氏の邸ができ、地名の起原となる。青山邸、即ち青山の地域は、現在の南・北青山よりも東方へ広がりがあり、地域称となってから西部へ拡がったらしい。青山邸と殆ど同時に高木邸ができたと推定され、「高木町」又は「主水丁」(高木氏は代々主水正)の里俗称ができた。現・南青山五丁目は近世に「親不知」と言われたほど暗く、牧場や種苗場もあって都市化はやや遅れたらしい。のち、華族・軍人の邸宅が多くなった。現・南青山六丁目は旧青山高樹町で、宅地化してからはやはり華族・軍人・官吏の住宅が多く、近世「主水丁」といわれたところに、多少の商店ができた。「高樹町通り」と呼ばれた通りは「骨董通り」と名を替えたが、命名は骨董商・古美術鑑定家である中島誠之助とのこと。
撮影場所:主水丁
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