【牛込②】小日向馬場先片町

町名:小日向馬場先片町

読み方:こびなたばばさきかたまち Kobinata-Babasaki-Katamachi

区分:町丁

起立:1713(正徳3)年

廃止:1872(明治5)年

冠称:「小日向」

後身:牛込築地町

現町名:新宿区築地町

概要:「牛込馬場先片町」が公称。「馬場七軒町」ともいった。牛込宝蔵院門前の北方の地で、もと池沼地であったが、1657(明暦3)年の大火の後、牛込矢来下の拝領地が移ってきて町屋が開け、1713(正徳3)年に町奉行支配となり、「小日向馬場先片町」と称した。「馬場」とは、1659(万治2)年に牛込五軒町を下賜された5人の造った小日向馬場のことである。1828(文政11)年の家数23軒(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年、牛込築地片町牛込水道町の南部、武家地とともに起立となる牛込築地町に編入となり消滅。

※『角川日本地名大辞典』には、「明治5年、小日向馬場・宝蔵院門前とともに牛込五軒町に併合。現行の西五軒町の一部」とあるが間違い。

撮影場所:小日向馬場先片町

撮影地:新宿区築地町12番地(小林商店)

牛込五軒町 牛込馬場先片町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。