【小石川②】龍慶町

町名:龍慶町

読み方:りゅうけいちょう Ryūkeichō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:江戸期

冠称:なし

後身:小石川江戸川町雁木横町(後の小石川新諏訪町)

現町名:文京区後楽二丁目

概要:秀忠、家光の祐筆、大橋隆慶に因んだ町名。『正保元年御江戸繪圖』(1644(寛永21)年頃)には、神田川の現在と同じ位置に隆慶橋が描かれ、「龍慶町」の書き込みもある。また、隆慶橋は大曲から船河原橋間に3本架かっていた橋のうち『明暦江戸大絵図』(1658(明暦4・承応元)年頃)以降、唯一残った橋で、『寛文図』(1672(寛文12)年)には早くも、「りゅうけいばし」の書き込みが見られる。なお、『御府内備考』では「立慶橋」と表記しているが、その項に「按(あんずる)に正保年中江戸図といへるものに、この橋のほとりに龍慶寺といえる寺みゆ、恐くはこの寺のほとりの橋なればかくいひしならん」とある。現存する写本以外に「龍慶寺」とするものがあったのかもしれない。

撮影場所:龍慶町

撮影地:文京区後楽二丁目3番13号(セブンイレブン飯田橋駅北店)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。