【浅草②】浅草末永町

町名:浅草末永町

読み方:あさくさすえながちょう Asakusa-Suenagachō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年4月29日

廃止:1869(明治2)年

冠称:「浅草」

後身:浅草猿屋町

現町名:台東区浅草橋三丁目

概要:前身は芝御霊屋御掃除屋敷代地(芝御掃除屋敷代地)。もとは浅草猿屋町のうちであったが、1732(享保17)年の類焼後は明地となっていた。

「芝御掃除屋敷」とは、芝増上寺の将軍廟を管理する幕吏に給される屋敷で、はじめ同寺境内にあったが、1811(文化8)年、芝御霊屋御掃除屋敷の一部が火除地となったため、浅草猿屋町続の当地に代地を与えられ、「芝御霊屋御掃除屋敷代地」と称した(備考)。化政期(1804~1830年)の家数13軒(町方書上)。

前身の芝御霊屋御掃除屋敷代地として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年4月29日、「浅草末永町」と改称(1869(明治2)年4月29日付示達によって改称。命名由来は不詳。年内中に浅草猿屋町に編入となり消滅(1870(明治3)年正月版町鑑)。

撮影場所:浅草末永町

撮影地:台東区浅草橋三丁目2番2号(山口商店)

浅草瓦町続横町 浅草元町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。