【浅草②】浅草石浜町

町名:浅草石浜町

読み方:あさくさいしはまちょう Asakusa-Ishihamachō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1870(明治3)年12月

冠称:「浅草」

後身:浅草寿町

現町名:台東区寿三丁目

概要:前身は浅草御掃除屋敷(浅草御掃除町)と浅草陸尺屋敷。浅草御掃除屋敷は、1747(延享4)年に柳田直次郎組御掃除の者13人が拝領した大縄地(備考)。化政期(1804~1830年)の家数54軒(町方書上)。浅草陸尺屋敷は、1727(享保12)年に陸尺方7人の拝領地となって成立。朝鮮通信使節が来朝した際、東本願寺地内に建てられた宿舎の木材を買い受けて家が建てられたので「朝鮮長屋」と俗称した(備考)。化政期(1804~1830年)の家数65軒(町方書上)。

前身の浅草御掃除屋敷、浅草陸尺屋敷として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。その際、浅草御掃除屋敷は「御」の字を取って、「浅草掃除屋敷」と改称。1869(明治2)年、両町が合併し、「浅草石浜町」が起立。1870(明治3)年12月、浅草真砂町等とともに浅草寿町を起立することにより消滅。その後に起立した現行の橋場や清川の前身となった同名町とは全く別物。

撮影場所:浅草石浜町

撮影地:台東区寿三丁目15番12号(ニッキー東京本社)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。